グループ担当教員: 兵藤 守 特任助教
薬剤の使用の際、副作用がしばしば問題になります。この副作用は薬剤が体の中の望まない部分で機能を発揮しているからです。これを軽減するためには、薬剤を疾病細胞だけに送り込む戦略が必要です。
この問題を解決するため、私たちは疾病細胞を特異的に認識する”リガンド”を開発しています。このリガンドを有機合成し、分子生物学的手法を用いてこのリガンドが疾病細胞だけにくっつくことを確認します。このリガンドを薬物キャリアーに担持し、薬剤を封入すれば副作用を起こさない高効率的なドラッグデリバリーシステム (DDS) が完成です。このように、有機化学、分子生物学、薬剤学を巻き込んだ領域縦断型の研究を行っています。興味のある方は遠慮せず、どんどん連絡して下さい。