教員からのメッセージ

痛いのはどうして嫌なのか?

南雅文教授

 痛みには、「痛い!」という感覚情報の認知(感覚的側面)に加え、「嫌!」という気持ち、すなわち、好ましくない不快な情動の生成(情動的側面)が伴います。「痛みがあると気分が暗くなる」あるいは「気分が暗いときには痛みが強く感じられる」という私たちの日常的な経験も、この痛みの二面性と深く関係しています。私たちの研究室では、現在、痛みによって嫌悪感や不安感、抑うつ感などの感情が起こる脳内メカニズムを研究しています。将来は、社会的にも大きく問題になっている、うつ病や不安障害といった精神疾患の発症メカニズムにも迫っていきたいと考えています。

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