在校生からのメッセージ

薬学部生時代の病院実習を通して、薬のおかげで病気が治っていく過程や、一方で副作用に苦しむ患者さんの姿を知ったことが、自分にとっては貴重な経験でした。臨床現場を経験した自分ならではの立場から創薬研究に貢献したいと考え、臨床薬学専攻に進学することを決意しました。

たくさんのチャンスに恵まれている点です。例えば、研究面では、他大学との共同研究に携わっています。最先端の研究は困難も多いですが、それも醍醐味と思い、日々実験に励んでいます。時には学会発表のチャンスがあり、学会賞を受賞したときは喜びもひとしおです。また、私の研究室では海外研究者と交流する機会が多くあります。例えば、博士1年次には英国オックスフォード大学でのインターンシップに挑戦しました。今後はグローバルリーダーになるための大学院特別教育プログラム“新渡戸スクール”に挑戦し、更に国際性を高めていく予定です。

臨床薬学専攻では参加できない授業や学内プログラムがあることです。専攻の壁のせいで、得られるチャンスが制限されてしまうことが少し残念でした。

臨床薬学専攻では、豊富な研究室の中から自分が思い描く将来像に合った研究室を選択できます．私のように基礎研究に打ち込みたい人、より臨床現場を意識した研究に取り組みたい人、それぞれが専門性を深めながら、研究室の垣根を越えて交流し切磋琢磨できる環境が整っていますので、ぜひ生命科学院にいらしてください。

Close