在校生からのメッセージ

S.U.さん(写真:右) 博士2年

●ある日の1日
1:00~8:00 起床
8:30~9:30 朝食・登校
9:30~12:30 研究
12:30~13:00 昼食、教授とディスカッション
13:00~19:00 研究・文献調査
19:00~19:30 夕食
19:30~22:00 研究・文献調査
22:00~25:00 自由時間

薬学部を選んだ理由

幼少の頃、喘息や鼻炎、アトピーなどで身体の調子が悪かったのですが、薬を使うことで身体も気持ちも楽になっていました。当初は薬剤師になり、薬の適正な使用を促すことや患者の対応をすることで人の役に立ちたいと思い、薬学科を志望しました。しかし、薬学科への進学が決まった後、祖母をがんによって亡くし、現在のがん治療薬はまだまだ発展途上であることを痛感しました。そこで、自らの手で新たな薬を生み出し、がんに苦しむ人々を救いたいと思い、現在の研究室と博士課程への進学を決めました。

実際に入ってみて良かった点

好きなことをとことん学べるという点です。化学・生物・物理などの垣根を超えた理解は、発見と感動の毎日です。自分の研究の責任は自分で持つことになります。自ら興味を持ったことや研究に必要なことは納得がいくまで調査でき、先生方はもちろん、高い志を持った研究室のメンバーと、納得のいくまで議論を交わすことで自らを研鑽することができます。学部全体の人数も少ないため、同期、先輩後輩、先生方との距離も近く、自分の専門分野以外の人からも、研究に対する意見を交わし合うことができ、研究を客観視することに役立ちます。

期待とは異なっていた点

薬学科はほぼ全ての科目が必修科目であることです。もちろん、薬剤師になるに当たり、必要な知識や技能の習得のためには必要な科目しかありませんが、一般的なイメージの大学生(自ら受講する科目を選択して、時間割を決める)とは異なるものと思います。また、臨床薬学専攻の場合は博士課程にも、講義を受けなければなりません。

受験生へのメッセージ

臨床薬学専攻では、分野を超えた知識に基づき、様々な研究を行うことが可能です。学部時代には、実習や講義等で思うように研究ができなかった方は、納得のいくまで研究ができます。学部時代とは異なり、一人の研究者として独立して研究を行うことは大変ですが、環境は整っています。興味のある方は、ぜひ生命科学院に進学してみて下さい。

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