お知らせ

【芳香ESSAY】人生振り返れば、同期に感謝/加藤宣之(20期 1977年卒・岡山大学名誉教授)

2024.03.05

43年ぶりに札幌に戻ってから2年、そして芳香ESSAY「研究者の魂源」を書いてからも1年ほどすぎた。時間に少し余裕ができたので、学生時代のある出来事を書いてみることにした。話は、薬学部移行直後のちょうど50年前に遡る。

教養1年目の初夏、製図の授業で、これからの話のキーマンとなる伊達市出身のN君に出会い、すぐに仲良くなった。当時は大学紛争によりバリケードが築かれ休講になることも多かったので、大学に近かった彼の下宿先に入り浸ってギターや将棋を楽しんでいた。2年目の夏、教養科目での成績順に決まっていく学部移行で、私は薬学部製薬化学科、N君は理学部数学科に進むことになる。

そして、10月からいよいよ講義が始まり、薬学科と製薬化学科の80名が、連日朝から夕方まで講義室に缶詰となった。ほぼ全員が出てきているような状況だったので、あえて出席をとるということもなかった。座学に疲労感を意識しはじめたある金曜日の午後、へその下あたりになんとなく違和感があった。翌朝、微熱があったものの講義を欠席するほどでもないと思い、1時限目から講義を受けていたが、発熱を感じ腹痛もでてきたので2時限目の受講はやめて下宿先のすぐ近くにあった医院を初めて受診した。医師からは、「風邪でしょう。栄養のあるものを食べてゆっくり休んでください。」といわれ、薬をもらって帰宅した。(一部抜粋)

 

加藤宣之さんからのコメント:「そんなこともあったんだなあと気軽に読んでいただけると良いのかなと思っております。これを読んで、自分自身の人生を振り返る機会になってくれれば良いのではないかとも思います。」

全文は同窓会HPの「芳香ESSAY」から閲覧できます。

ご意見ご感想などございましたら、下記メールアドレス宛にお願いいたします。

dousou@pharm.hokudai.ac.jp

文頭の芳香ESSAY 72-4「研究者の魂源」はこちらから

文中の芳香SCIENCE 72-7「完全治癒を果たした抗HCV剤の開発 」はこちらから