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【芳香ESSAY】弁護士二十七人、相手にとって不足なし/桜間照雄(14期 1971年卒)

2024.03.15

いま僕は4年前にサラリーマンを卒業して、晴れて年金生活を送っている。真面目にサラリーマンをやっていたので、子供が3人できた。その子育てにお金を使い、貯えが乏しかったので、本当は60歳で終わりにしたかったのだが、71歳まで働いた。自分としてはずいぶん長く働いた気がしていたが、今の日本では70歳まで働くことは普通のことになっていた。ともかく、毎月の海外旅行は無理だが、2、3泊の国内旅行なら、年に4回か5回できる程度になった。よく働いたと思う。そして今は、週に一回ずつ、ロードバイクで50から100キロメートル走り、市民プールで1000メートル泳ぎ、大阪の徘徊で2万歩ほど歩いている。もっと頑張れると思うが、運動のやり過ぎは体に悪いのでこの程度にしている。仕事を辞めたらあれをやろう、これをやろうといろいろ考えていたが、なかなかで、あれもこれもやっていない。それでも、お気楽に日々思いついてひょいとあっちをやり、それが終わらないうちにまた思いついてひょいとこっちをやっている。昨年は、カブトムシを羽化させた。今年はクワガタをペアリングさせて、幼虫が15匹ほどとれた。近くに来年小学生になる孫がいるので、楽しませようと思い、楽しんでいる。

ということで、年金生活は暇を持て余すという風説もあるが結構忙しい。無為にして怠惰そのものの生活を送っているものの、退屈を感じることもない日々である。贅沢を言ったらきりがないので、実によい年金生活だと思うことにしている。

そんな日々に、突然、27人の弁護士を相手にしなければならない事態が生じた。決して待っていたわけではないが、退屈しない生活の一助となる事態に遭遇したのだ。ことの起りは、僕の義父が残した神戸市長田区にある貸工場に係わる。なんと、僕の義祖父は、戦前に事業を立ち上げ、オート三輪車を製造販売していた。(一部抜粋)

全文は同窓会HPの「芳香ESSAY」から閲覧できます。

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