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【芳香HISTORY】北大B球場界隈の自然と植物/姉帯正樹

2024.04.17

 明治45年(1912)度の寮歌『都ぞ弥生』4番には「雲行く雲雀に延齢草の/真白の花影さゆらぎて立つ/・・・/小河の潯をさまよひゆけば/うつくしからずや咲く水芭蕉」という一節がある。

部員たちがボール探しに踏み込む原始林一帯には、寮歌に詠まれたオオバナノエンレイソウ、ミズバショウはもとより、オクトリカブト、ニリンソウ、アズマイチゲ、バイケイソウ、ヒメザゼンソウ、キバナノアマナ、オオウバユリ、エゾエンゴサクなどが生き残っており、当時の情景を垣間見ることが出来る。一方で、哲学者ソクラテスの命を奪ったドクニンジンなどの帰化植物が勢力を拡大している。

 平成13年から20年(2008)まで、薬理学実習の非常勤講師として獣医学部学生を原始林、遺跡保存庭園などを経て、道衛研薬用植物園に案内する機会を得た。学生たちはキャンパスの古の情景に思いを馳せ、通学路の傍らに自生する植物の多くが薬草、山菜または毒草であることを学んで目を輝かせていた。今回は、皆さんを誌上でご案内したい。(一部抜粋)

 今回、著者の姉帯正樹先生(現薬学部創薬センター客員教授)と北海道大学準硬式野球部OB会のご好意で「部の歩み─創立70周年記念誌─」に掲載された、北大B球場界隈の自然と植物について書かれた記事を再掲することになりました。ぜひお楽しみください。松田 彰(15期 同窓会長)

全文は同窓会HPの「芳香HISTORY」から閲覧できます。

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