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記憶の神経回路メカニズムNeuronal circuits underlying learning & memory

ヒトも動物も、過去の経験が今、そして将来の行動に影響を与えます。そのため記憶を理解することは、ヒトや動物の様々な行動を理解することに結びつきます。記憶障害が認知症の主要な症状の1つであることからもわかるように、記憶は生物にとって欠かせない機能です。私たちは記憶・学習の根本的な作動原理を明らかにすることで、記憶が関わる様々な神経疾患、精神疾患の治療に貢献したいと考えています。
主にオプトジェネティクスやDREADD法による神経活動の操作、そしてin vivoカルシウムイメージングによる神経活動の大規模な測定を駆使して、記憶の神経回路メカニズムを解析しています。現在は、「失われた(ように見える)記憶の回復」や「時間的情報の記憶」、「多領域に渡る記憶セルアセンブリ」、「音声を介したコミュニケーションの経験依存的な変化」について研究を行っています。

We are studying basic principles of learning and memory to contribute medical treatments for memory-associated mental disorders. Our major techniques include optogenetics, chemogenetics and in vivo calcium imaging. Specific ongoing projects are "Recovery of forgotten memories", "Coding of temporal information", "Memory engrams across the whole brain" and "Experience-dependent changes in vocal communication".

これまでの主な研究成果Publications