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【芳香SCIENCE】日本は、経口抗新型コロナウイルス薬の使い方を間違えている!/松田彰(15期 1972年卒)

2023.01.24

オミクロン株BA.5型による感染第8波はピークを迎えようとしています。今までの感染者全数報告を止めたので実際にどの程度の感染者数なのかは不明ですが、死者数は正確で、過去最高を記録しています。相変わらず、基礎疾患を持つ高齢者、特に60歳代で少し、70歳代からは急激に多く死亡しています。著者の周りでも感染経験者が増えており、ほとんどが学生から中年の方で症状は軽微だったようですが、基礎疾患を持つ高齢者である著者は内心穏やかではありません。

こんな状況の中で、テレビや新聞報道で専門家からパンデミックを克服するこれと言った具体的な提言があるわけではなく、従来の提言(ワクチン接種、マスク着用、うがい・手洗いの励行、人混みの中には行かない、や換気など)がおうむ返しに繰り返されるばかりです。

確かに、mRNAワクチンの威力はすごいと実感しています。きちんと接種していると、もし感染しても症状が軽く済むようですし、確かに重症化は抑制されていますが、なぜ、パンデミックが終息の方向に向かわないのでしょうか?感染力の強い変異型が流行するたびに新たな感染のピークを迎え、自己努力とワクチンだけでは、新型コロナウイルスとの「いたちごっこ」は終わらないことを意味しているのではないでしょうか。もう一つ何かをしなければ次の段階には進まないように思います。ほとんどの識者や報道は、新型抗コロナウイルス薬について触れません。それほど抗ウイルス薬は効果がないのでしょうか?(一部抜粋)

※2023年1月27日一部修正しました。

全文は同窓会HPの「芳香SCIENCE」から閲覧できます。

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