成功譚に関する本や、テレビのドキュメンタリー番組は世に溢れており、ストーリーとしては失敗に失敗を重ねるが、最後には成功するという筋書きである。読み手、観手としては「最後は何か、何となく、上手く行くのだなあ」というOptimistic(楽天的)な、希望に満ちた読み方、観方をしがちである。しかし、実際には失敗に失敗を重ね、最後は倒産した、諦めたというのが大多数なのである。私の見方からすると一つの成功の陰には99の失敗がある、と見ており、失敗を克服できず倒産した累々たる屍が横たわっているのが見える。表に出ないだけの話であろう。(一部抜粋)