卒後病院薬剤師として数カ所で勤務したあと退職し、子どもが中学生のときに、縁あって東京農工大学農学部の大学院を受験しました。合格してしまい、農学部のなかにある文系の研究室のひとつ、環境教育学研究室に所属し、偶然にも北大の教育学部を卒業された朝岡幸彦先生に師事することになります。博士(農学)を得て卒業しての最初の1年は、大学非常勤講師の仕事が半期1コマのみしかなく、他に高校で非常勤講師のお仕事もいただいていました。北大でとった教職の免許を約30年たって使用するとは思っていませんでしたが、持っていてよかったと感謝しました。教えていた生物基礎は、かつての生物Ⅰとは違うものでした。おおざっぱにまとめると、生物の特徴以外に、遺伝子、体内環境と維持、生物多様性と生態系などを扱うものになっていて、薬化学講座をでて、病院薬局で働き、農工大環境教育学研究室をでた身としては、これも偶然に教えやすいものでした。(一部抜粋)
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