
本稿では、筆者自身の医薬品不足に関する政策議論への関わりや、関連する会議体での経験について述べてきた。繰り返し述べてきたように、日本で医薬品不足が大規模な問題として顕在化したのは、2020年末の小林化工問題、これに続く日医工問題を契機とする2021年以降のことである。
ちょうどこの時期に、筆者は、日本の医薬品産業政策ならびに医療用医薬品の供給対策に大きな影響を与えることになる二つの検討会、すなわち「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」および「医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議」の構成員に任命された。これもあって、医薬品不足について講演や執筆を行い、テレビ出演やマスコミ取材を受ける機会も増えた。
そうした場で必ず問われたのが、「医薬品不足はいつ解決するのか」ということであった。(一部抜粋)
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