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【芳香SCIENCE】 毒を知り、薬を育てる 創薬におけるトキシコロジストの役割 ― これまでとこれから ―/合田圭佑(52期)

2026.09.18

私は北海道大学薬学部52期として学部を卒業した、いわゆる最後の4年制薬剤師世代です。その後、北海道大学大学院生命科学院に進学し、修士課程修了後の2011年に医薬品研究開発に携わる企業の安全性研究所へ入社しました。入社後は諸先輩方とのご縁にも恵まれ、2019年には臨床薬剤学研究室において、論文博士として博士号を取得することができました。数年前に転職も経験しましたが、現在まで一貫してトキシコロジスト(毒性学者)として創薬に携わってきました。

毒性学は応用科学であり、大学で単独の講義として扱われることは多くありません。特に「創薬における毒性学」に限定すると、私の知る限りそれを専門とする研究室も多くはないのではないかと思います。そのため、創薬に携わっていない薬学部の卒業生と話すときはもちろん、同じ製薬企業の関係者からさえ、「トキシコロジストとは何をする仕事なのか」と尋ねられることが少なくありません。一般の方々にとっても、薬局薬剤師や病院薬剤師、あるいは創薬における花形ともいえる薬理研究者と比べると、あまり馴染みのない職業かもしれません。しかし創薬において、トキシコロジストは新しい医薬品を患者さんへ届けるために欠かすことのできない重要な役割を担っています。薬物動態を専門とする臨床薬剤学研究室出身の私が、創薬における毒性学についてお話しすることで、トキシコロジストを志す学生の皆さんや、すでにトキシコロジストとしてご活躍されている諸先輩方が「何をする仕事なのか」と問われる機会を少しでも減らすことに貢献できれば大変光栄です。そのような思いから本稿の筆を執りました。(一部抜粋)

全文は同窓会HP「芳香SCIENCE」より閲覧できます。