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【芳香SCIENCE】慢性疾患としてのHIV感染/Frederick National Laboratory・Lab Chief 今道友純(28期・1985年卒)

2022.06.10

 今から40年ほど前にアメリカのニューヨークとサンフランシスコに住む男性同性愛者間でのみ感染が広がる奇病、AIDS (後天性免疫不全症候群)が米国新聞のNY Timesを通して初めて世界に紹介された。数年後の1983年にAIDSが HIV(human Immunodeficiency virus)という新規のRNAウイルスの感染で発症することが米国立癌研究所(NCI)とフランスのパスツール研究所の研究者達によって発見された。そしてそれから1年も経たぬうちに熊本大学医学部からNCIに留学していた一人の日本人青年医師 [(現) 国立国際医療研究センター研究所長 (兼)米国立癌研究所レトロウイルス感染症部部長、満屋 裕明博士]がHIVの感染を抑える薬azidothymidine (AZT) を世界で最初に発見したと日本経済新聞に紹介された。

当時、衛生化学講座(免疫学)の大学院生であった筆者にとっては、この抗HIV活性を見出したのがたった一人の日本人と知り大いに驚いたのを今も鮮明に覚えている。
 今回はこの経緯と新たなHIV治療における問題について簡単に紹介する。(一部抜粋)

全文は同窓会HPの「芳香SCIENCE」から閲覧できます。

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