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【芳香HISTORY】入学と学部移行/大塚榮子(1期)

2022.07.22

昭和29年(1954)4月に北大医学部に薬学科が新設され、理類の定員が40名増員されました。学部移行は2年次10月でした。医学科だけは2年が終わってから試験がありました。

添付の写真は医学部薬学科に移行した学生40名と医学部長をはじめ医学科の教授、衛生,薬化、分析、生薬の教授と薬化の助教授、事務職が写っています。医学部旧建物の中庭で、この写真は北大の記念誌にも載っていますが、男子学生は全員学生服、女子学生は12名、薬学ならば大学に行っても良いと言われて受けた女子もいました。ちなみに北大全体の女子学生は3%でした。薬学の教授はまだ揃っていないので、医学部の先生の講義が結構ありました。

薬学一期生40名には教養部時代ののんびりした生活から、午前びっしりの講義、午後の厳しい実習が始まりました。学科長は衛生の赤木教授で、説明会では「化学が飯より好きなヤツが来い」という演説でした。薬学はドイツ留学の長井長義が東大の医学部に薬学科を作った伝統があり、実習は古典的でした。建物はなく、医学部のあちこちを借りていました。(一部抜粋)

全文は同窓会HPの「芳香HISTORY」から閲覧できます。

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