お知らせ

【芳香HISTORY】北大構内の昔と今/姉帯 正樹・島﨑 昭・荒磯 恒久(北海道大学理学部化学同窓会)

2022.07.26

 前編およびグラビア:第63号(2015年)

 中編:第64号(2016年)

 後編:第65号(2017年)

 ※化学同窓会誌「るつぼ」より再掲

この度、北海道大学理学研究院化学同窓会および著者様より、上記の記事を薬学部同窓会ホームページに芳香HISTORY-8として再掲することについて快くお許しをいただきました。この記事は北大構内の建物を歴史的に述べたもので、薬学同窓会員の皆様が北大を再訪する際に予め読んでから、またはコピー片手に散策されると以前とは異なった感激が得られると思います。どうぞお楽しみください。

2022年7月22日  松田 彰 (15期 同窓会長)

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イチョウ並木(前編 p93~94 一部抜粋)

薬学部の北側、北13条通りにイチョウが植えられたのは、昭和14年(1939)のようです。道路の両側に整然と並ぶ70本が約380メートルのトンネルを形作っており、特に10月下旬から11月上旬にかけての黄葉は見事です。

ただ、熟した果実は酪酸やヘプタン酸を含有するため、歩道には異臭が漂い、靴底に染み込んだ臭いが消えるまで時間がかかります。また、銀杏と称される種子はビタミンB6を欠乏させる 4’-O-methylpyridoxine を含有するため、多食または生食すると痙攣を起こして死亡することがあります。乾燥した葉には血管拡張作用、平滑筋痙攣緩和作用、気管支拡張作用が知られ、狭心症、高脂血症などに応用されます。

全文は同窓会HPの「芳香HISTORY」から閲覧できます。

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