コロナ禍で開催を見合わせていた本講座でしたが、3年ぶりの令和4年8月3日（水）、薬学部臨床薬学講義室においてオンラインとのハイブリッドで夏季講演会が開催され、薬局や病院などの薬剤師の方々をはじめ、薬学部学生や教員等163名が参加しました。

今回は北海道大学大学院薬学研究院 分子細胞医薬学研究室 教授の大西俊介先生に「がん治療における漢方薬の役割―なぜ効くのか？本当に効くのか？」のタイトルでご講演いただきました。講演では、がん治療の副作用改善における漢方薬の効果などについて、臨床研究での実際の結果や考察を交えつつ大変わかりやすく解説してくださいました。会場から、またオンラインからもたくさんの質問が寄せられ、活発な議論が行われました。「大変勉強になり、今後の服薬指導に活かしていきたいです」「臨床の結果を元に説明されていたので理解しやすかったです」「漢方薬の可能性を改めて認識しました」など多くの意見が寄せられました。