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【芳香ESSAY】研究者の魂源/加藤宣之(20期)

2022.10.24

2022年11月、43年ぶりに札幌に戻った。東京築地にある国立がんセンターで20年を過ごし、1999年から岡山大学医学部で教室を主宰して23年経っていた。この間、山あり谷ありの人生を歩んできた。もう札幌には戻ることはないと思っての上京、結婚、米国留学、ライフワークとなったC型肝炎ウイルスとの出会い、妻との死別、子育て生活、大学での研究環境劣化や抗争などなど、そして2020年3月定年を迎えた。その後、あと数年と思って特命教授になった。

2020年10月、ノーベル生理学・医学賞が「C型肝炎ウイルスの発見」に対して与えられた。ノーベル財団からのプレスリリースにおいて、筆者らの研究成果が重要な発見の一つとして紹介された。発表後すぐ報道機関からコメントを求める電話を受けた。数日後には出版社から賞に対する解説記事の依頼もあり1週間で書き上げた。

この時点で、なんとなく研究をやり遂げたのかなという達成感が湧き上がってきた。その後、「やっぱり札幌に戻ろうかな」との心境になり、その勢いで札幌に戻って来たというところだ。(一部抜粋)

全文は下記同窓会HPの「芳香ESSAY」から閲覧できます。

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