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グレリンが血管疾患などの老化関連疾患に対して保護する役割を持つことを解明

2016.02.15お知らせ

カロリー制限(栄養不足や必須栄養素の不足に至らないまでのカロリー制限)は老化を遅らせ、幾つかの疾患の発生や機能低下を抑えることが証明されています。北海道大学大学院薬学研究院の武田宏司教授らが参加した研究チーム(鹿児島大学の乾明夫教授を代表とする日本国内の6大学、1ナショナルセンターおよび株式会社ツムラからなる)は、カロリー制限に応答して胃から分泌されエネルギー代謝を調整するグレリンがマウスの実験において血管疾患などの老化関連疾患に対して保護する役割を持つことを明らかにしました。研究チームは、2種の遺伝的老化促進マウスと通常の老化マウスを用いてグレリンシグナリングの影響を検討し、日本の伝統薬である六君子湯の処置が内因性グレリンを増加させ、老化促進マウスの寿命を延長させることを見出しました。六君子湯投与によるグレリンシグナリングの増加は、3つの老化モデル(各群9-11匹)の全てにおいて寿命を延長し、18-20匹の老化マウスにおいて心臓病理変化および記憶の固定を改善しました。本研究は2016年2月2日(火)(英国時間午前9時:日本時間午後6時)にMolecular Psychiatry誌に公表され、同時にNature Publishing Groupよりプレスリリースが行われました。これを受けて研究チームは2月10日(水)に東京都内で記者会見を行いました。
 
Nature Publishing Groupによるプレスリリースの全文はこちらをご覧下さい。
論文は、こちらのURLでご確認ください。
 
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2月10日(水)、東京都内での記者会見で説明する武田教授(右)

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