体制整備
北海道大学内の基礎研究部門、創薬イノベーション拠点、橋渡し研究の拠点である探索医療教育センターの協力のもと、また文部科学省の助成を受け、薬学研究院を中核とした「北海道大学創薬科学研究教育センター」を設置しました。
本センターは、創薬スクリーニング運用部門、創薬科学研究教育部門(低分子医薬学研究室、バイオ医薬学研究室)、創薬スクリーニング管理・運用部門より構成され、北大内は勿論のこと、他研究機関、企業等に門戸を開放し、北海道の創薬研究の中心となるスクリーニングセンターとしての機能を果たすことを目的としています。
参加メンバーは、世界的レベルで研究を行い大きな成果をあげている生物、物理化学、有機、薬剤系研究者より構成されており、スクリーニング経験、研究領域を超えた学内外研究者間の共同研究は勿論、企業等との共同研究実績を多数有しています。 とりわけ、アルツハイマー病、パーキンソン病などの脳神経変性疾患の発症機構解析と創薬応用、麻疹、ヘルペス、エイズウイルスなどに対する抗ウイルス薬の創製、臨床試験まで進んでいる医薬候補を含む多数の薬理活性物質を論理的に設計、 化合物の構造活性相関と大量合成法開発、生理活性物質の組織/臓器特異的送達法開発などに大きな特徴を有しています。
本センターにおいては、
脳、メタボ、感染症、免疫グループ:疾患原因タンパク質の同定と結合化合物のスクリーニング
構造生物学グループ:疾患原因タンパク質の構造解析、タンパク質―化合物の結合様式の決定
有機合成グループ:東京大学ライブラリーと補完的な北海道大学独自のオリジナリナルライブラリー構築、ヒット化合物の構造活性相関、最適化、効率的な大量合成の確立
組織標的化グループ:疾患細胞に結合する組織標的化化合物のスクリーニング
広く外部研究者まで門戸を開放し、臨床応用への橋渡しを行っています。
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