外部評価

平成21年度 6年制薬学教育自己評価

II 目的

 6年制の薬学科は,国民の健康・福祉および医療における諸問題を薬学の立場から研究して,その成果を医療の現場に還元する学問である医療薬学・臨床薬学を修得し,さらに医療の現場で問題発見・解決能力を発揮し,指導的な立場で活躍できる薬剤師,あるいは医療薬学研究者を養成することを目的としている。このため,薬学科のカリキュラムでは,薬科学科と共通の生物化学・有機化学・物理化学の基礎科目や生理学・薬理学などの専門科目に加えて,医療の現場で必要な薬剤学・薬物送達学・薬物動態学・薬物治療学・化学療法論・臨床生化学・医療情報学・病態解析学・医薬品安全性学などの医療薬学系科目を勉強する。続いて病院や薬局における5ケ月間の実務実習による臨床経験を積んでチーム医療の重要性を理解し,倫理観を持ち適正な薬物療法を遂行できる薬剤師,あるいは医療に直結する医療薬学研究者を養成する。また,卒業論文作成を目的とした1.5年間の調査・研究活動を通じて,医療薬学の知識や理論を臨床研究へと展開する能力を培い,「研究する力」を有する薬剤師の養成を目指している。

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