化合物ライブラリについて

化合物ライブラリーへ化合物を寄託したい方へ

  • 長年の研究で合成してきた大切な化合物を、化合物ライブラリーに寄託しませんか?
  • 創薬科学研究教育センターでは、貴重な化合物をお預かりして化合物ライブラリーとして管理運用しています。
  • 化合物の処遇にお困りであれば、是非一度ご連絡ください。

寄託化合物の要件

  • 構造が決定済
  • 粉体
  • 量が十分

2mg以上の粉体、もしくは10mMのDMSO溶液が50uL以上

  • 溶液作成が可能

10mMのDMSO溶液が作成できること

  • 情報提供が可能

提供時点で秘匿対象になっており、秘匿が近日中に解除される見込みがない化合物は個別対応となりますので、
ご相談下さい。

  • 責任の所在が明確なもの

化合物寄託者へのメリット

  • 化合物の生物活性を評価してもらえる (注1)

スクリーナーの評価系は様々。思いがけない活性が見いだされることもあります。

  • ほとんど手間がかからない

化合物を創薬センターに委託しておけば、ライブラリー管理担当者が適切に運用します。 (注2)


注1:提供化合物すべてをライブラリー登録できるとは限りません。純度が低すぎるものや、分解等により構造式とMSが一致しないもの
     などは、提供いただいてもライブラリーに登録できないことがあります。
注2:サンプルの状況に応じて、構造式の電子データ、解析データの提供をお願いする可能性があります。

  • 共同研究に発展することも

活性が認められた場合、スクリーナーと共同研究も可能です。

  • 情報管理も十分

スクリーニング中は化合物についての情報は秘匿しています。
活性が認められた時に、スクリーナーに誓約書をもらい、化合物寄託者から化合物情報を開示してもらいます。


化合物提供からライブラリー化への流れ

  1. 提供化合物を準備していただく
  2. センターに搬入し、通し番号をつける
  3. 構造式をchemdrawなどで起こす
  4. 粉体をエッペンチューブに秤量する
  5. DMSOで10mMに溶解する
  6. UPLC-MSで純度と化合物の検定をする
  7. 6で基準を上回ったものを化合物ライブラリーに登録する(データベース登録、化合物の格納)
  8. スクリーニングに供する

※化合物の状態によっては、上記のステップの一部を割愛することもございます。