EN

入学希望の方へ

伝統ある北大薬学部でともに学び、研究しましょう。

在学生・卒業生の方へ

在学生、移行学部生、卒業生の方への情報や、各種証明書の請求などはこちらをご覧ください。

研究者の方へ

創薬科学研究教育センターと臨床薬学教育研究センターを設置し、総合的な創薬拠点へと発展することを目指します。

一般の方へ

オープンキャンパスや、薬剤師国家試験の情報などはこちらをご覧ください。

キャンパスライフ

教員からのメッセージ

薬学へのいざない

中川 真一 教授

薬学部は魅力的な学部です。他学部に比べると必修が多かったり実習が大変だったりしますが、筋肉は裏切らないのと一緒で、身につけた重厚な基礎知識はどこに行っても身の助けになるはず。はず。。。でも、本当の魅力は研究室に入ってから。将来の創薬のタネを見つける基礎研究をやるもよし。マイ反応を駆使して未知の化合物をデザインするもよし。臨床寄りの研究で実践力を磨くもよし。生物系、有機系、臨床系、テイストの異なる三つの登り口がみなさんを待っています。登り口は分かれていても、頂上は一つ。その薬学の究極の目標は?
・・・
それは人間を知ることなのではないでしょうか。そう語る僕自身、大学で薬学を学んでいないというこのジジツ。この懐の深さと多様性も、北大薬学部の魅力です。クスリに興味のある人もない人も、ぜひ一度オンラインで研究室HPを訪れるなりオフラインで研究室を訪れるなりしてください!

自然が生み出す薬を求めて

脇本 敏幸 教授

抗生物質や抗がん剤など医薬品の多くが天然物に由来しており、自然界からさらに有望な医薬品候補物質を見つけることが期待されています。特に近年では地球上の微生物のほとんどが培養できないために未開拓であることがわかってきました。それらを如何に開拓していくかが今後の課題であり、世界中で遺伝子ツールを用いた手法や新規培養方法の開発が進められています。我々が手にしていない天然医薬品資源が身近な土壌や海に眠っています。最先端の手法を駆使して一緒に探索しましょう。北海道の広大な大地が皆さんの挑戦を待っています。

「標的」を理解して合理的に薬を設計・開発しよう!

黒木 喜美子 准教授

さまざまな疾患を対象とした分子標的薬を作るうえで、「標的」について知ることは、良い薬をデザインするために重要なステップです。私たちは、「標的」の形を原子レベルで明らかにし、適切な強さで適切な場所に結合する薬をデザインする合理的創薬を目指しています。具体的には、ウイルス感染やがん、自己免疫疾患、移植などで重要な免疫系で機能するタンパク質を「標的」として、その構造を結晶構造解析、電子顕微鏡解析等で明らかにし、機能を分子間相互作用解析や細胞アッセイ、動物実験を駆使して理解したうえで、次世代バイオ医薬品(抗体、ワクチンなど)および低分子医薬品の設計・開発を目指しています。北大で北のアカデミア創薬をともに志しましょう!!

薬を運ぶナノカプセルを開発しよう!!

山田 勇磨 准教授

病気の原因となる臓器・細胞・オルガネラに薬をピンポイントで届けることができれば、治療効果の向上や副作用の軽減につながります。私たちは『体の中、細胞の中で自在に薬を運ぶナノカプセル』の開発を進めています。特に、「ミトコンドリアを操るナノカプセルの開発」を中心に学生の皆さんと精力的に研究をしています。細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアを活発にしてエネルギー代謝異常疾患である糖尿病をなおしたり、がん細胞のミトコンドリアを壊すがん治療をしたり、遺伝子治療や幹細胞を利用した細胞治療にも挑戦しています。これらの研究はもちろん世界でまだ確立されていないものばかりです。非常に挑戦的な課題ですが、この研究が結実する事で、多くの患者さんを救う事ができると確信しています。皆さんも私たちと一緒に世界中の人たちを幸せにするための薬学研究をしてみませんか?!

最適な薬物治療を目指して!

小林 正紀 教授

当研究室では、患者さんが医薬品をより効果的に、かつ副作用を可能な限り少なく使用できるように日々研究に取り組んでいます。
特に薬物を取り込む、あるいは排出するトランスポーターの発現・機能に注目し、病院や薬局と連携した臨床研究ならびに基礎研究を行っていますので、この分野に興味のある学生の皆さん、待っています。

医薬品合成の革新的な方法を見つけよう

大西 英博 准教授

我々が利用している医薬品の多くは、炭素と炭素の結合を基本とする有機化合物です。したがって、いかに効率よくかつ選択的にこの結合を構築するかが医薬品の合成における課題の一つとされてきました。最近なって、遷移金属を触媒として利用することにより、これまでの常識を凌駕する効率的かつ選択的な炭素–炭素結合形成反応が数多く開発され、これらを利用することで、医薬品合成の迅速化が可能になってきました。しかしながら、現時点において、我々研究者は医薬品合成における遷移金属の触媒としての可能性をすべて引き出すことができているわけではなく、今後さらなる研究が必要と考えられます。北大薬学部の学生として、遷移金属を使った革新的な医薬品の合成法を一緒に見つけましょう。

キャンパスライフ