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Signal transduction mechanisms in immune system
わたしたちの身体が健康を保つためには身体を構成する細胞群が一定の秩序のなかで組織としての細胞社会を形成し、維持する必要があります。そして、それぞれの細胞社会は個々の細胞による特徴的な演出のもとに他の細胞社会とのコミュニケーションを保ちながらその機能を生体へと還元していきます。この細胞社会でのコミュニケーションの手段として細胞から産生されるサイトカインや増殖因子、ホルモンが知られています。これらは細胞社会が互いにコミュニケーショ ンを取りながら秩序を保つための手段、言わば言語のようなものと考えることができます。また、言語の多義性と曖昧性はサイトカインの機能の多様性と重複性 に相当するものです。これらの言語は所属する組織、細胞社会で異なる意味を持ち、それぞれの機能発現を促すことにより生体のバランスを保ちます。わたしたちの研究室では免疫系と呼ばれる細胞社会の成り立ちや、そこでのコミュケーション手段として重要なサイトカインやインテグリンの機能を明らかにするために研究を進めています。特に免疫系を司る細胞群の増殖分化に重要なサイトカイン(インターロイキンやインターフェロン)やインテグリンの機能制御のしくみや、種々の免疫疾患との関連について研究を行なっています。