生命現象を担う生体分子の相互作用ネットワークをX線結晶構造解析法や核磁気共鳴法を始めとした構造学的手法及び表面プラズモン共鳴や熱量測定などの物理化学的手法を用いて解析する。具体的には、生命の恒常性維持の観点から、(1)免疫系表面受容体を介した細胞間コミュニケーション、(2)ウイルスなどに対する生体防御反応、(3)セレン生体内利用システム、(4)オートファジー、などに着目し、これらの分子基盤の解明とそれに基づく創薬開発を目指している。また、蛋白質の調製・解析のための手法論に対する開発も行っている。

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